FISC 金融情報システムセンター

FISCのご紹介

理事長ご挨拶

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 当センターは金融情報システムに係る諸問題を効率的かつ弾力的に処理していくため、金融機関・メーカー・電気通信事業者等が参加する第三者的中立機関として、昭和59年に設立されました。本年11月、当センターは35周年を迎えましたが、この間、我が国の金融情報システムを取り巻く環境は変化し続けており、変化のスピードは年々増しております。

 近年では、ブロックチェーン・AI・オープンAPIなど、いわゆるFinTechと呼ばれるIT技術を活用した革新的な金融サービスへの取組みが活発化しているほか、スマートデバイスを利用した新しいサービスも次々と誕生し、さらに、クラウドを含む外部委託を活用する金融機関等が増加しています。

 業務の高度化や多様化に伴い、金融機関の情報システムが年々複雑化・精緻化しており、金融商品・サービスの提供には金融情報システムの活用が不可欠であることから、IT戦略は金融機関の経営戦略として重要性を増しています。この間、金融情報システムを取り巻くリスク環境は、サイバー攻撃やマルウェア被害の増大等、厳しさを増しており、これへの対応も重要な課題となっております。

 こうした環境下、金融機関等は、強固なセキュリティ対策や適切なシステムリスク管理と厳正なシステム監査の実施により、金融情報システムの安全性・安定性を確保しつつ、多様な利用者ニーズに対応する高度な金融商品・サービスの提供や複雑化するリスク管理等のために、金融情報システムを効果的・効率的に活用することが求められております。

 当センターでは金融情報システムをめぐるこれらの課題を踏まえ、安全対策基準やシステム監査基準等の策定を行うとともに、金融情報システムに関連する諸問題について調査・研究を行い、その結果を刊行物やセミナー等の形で還元してまいります。引き続き皆様のご支援・ご協力をいただきますよう、お願い申し上げます。

令和元年6月
公益財団法人 金融情報システムセンター
理事長  稲垣 光隆