FISC 金融情報システムセンター

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「金融機関におけるクラウド利用に関する有識者検討会報告書」の掲載について

2014年11月04日

わが国の金融機関では、システムの早期導入やコスト削減等の効果が期待できるクラウドコンピューティングへの注目が高くなっており、クラウド利用率は年々増加しています。但し、大手行や保険会社等での利用が進んでいる一方で、中小金融機関での利用率は低い状況にあります。その背景には、クラウドのセキュリティやサービスの信頼性に対する不安、利用を決める判断基準がないといったことが挙げられています。

 
金融業界において、クラウドの利用を健全に促進させ、より一層広げていくためには、金融機関やクラウド事業者をはじめとする関係者間で改めてクラウドの有するさまざまなメリットやリスク、適切なリスク管理・契約管理のあり方等について幅広く議論し、共通の認識と理解を持つことが必要です。こうした問題意識のもと、本年4月に「金融機関におけるクラウド利用に関する有識者検討会」(座長:喜連川 優 国立情報学研究所 所長 東京大学生産技術研究所 教授)を開設し、全6回にわたり、学界・実務界・金融界の委員と官庁等のオブザーバーが幅広く議論を行いました。

 
この度、本報告書が取り纏められましたので、ホームページに掲載することにいたしました。


 
今後、FISCでは本報告書の内容を踏まえる形で、『金融機関等コンピュータシステムの安全対策基準・解説書』や『金融機関等のシステム監査指針』の改訂作業を行う予定です。


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